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相澤 一也; 富満 広; 玉置 英樹*; 吉成 明*
Journal of Applied Crystallography, 33(1), p.847 - 850, 2000/06
クリープ損傷を受けたNi基超合金の組織変化を、mスケールの構造が観察可能な中性子極小角散乱法を用いて調べたのでその結果を報告する。クリープ損傷を受けたNi基超合金の組織は母相である相と析出相である'相のラメラ構造の平均周期をパラメータとして良く記述できることを見いだした。また、平均周期のクリープ依存性は歪曲線と相関があることがわかった。
富満 広; 飯島 克己*; 相澤 一也; 吉成 明*
Journal of the Physical Society of Japan, 65(SUPPL.A), p.252 - 254, 1996/00
バイパス法で、ガスタービンの動翼状に成長させたNi基超合金単結晶を、中性子回折トポグラフィで観察した。その結果、初めに作った試作品では、バイパスした枝部が主部に再結合するところで、その位置が設計より主部寄りであり、また結晶方位0.5°程ズレていた。他方、主部は比較的良質の単結晶性を示した。その後、製法に注意して作った実機規模の試料では、枝部が主部に再結合する位置は大体設計通りで、改善されたことが明らかになった。一方、主部には数個のサブグレインが見出され、最大の角度のズレは10°に達することが見出され、今後更に製法を改善する必要があることが明らかになった。